障がい者就労の状況は、地方自治体によってさまざまです。ここでは、青森県で働きたい障がいのある方に、障がい者雇用状況や就労系福祉サービス(就労移行支援、就労継続A型、B型事業、就労定着支援事業)などの情報をまとめました。
青森県の民間企業における障がい者雇用達成率は、令和3年度集計53.6で%(全国47%)あり、実雇用率は、年々増加傾向にあります。(※1)高齢化などによる人手不足の農業で、障がい者の方が働き手となって連携する「農福連携」の取り組みも行われ、弘前市ではりんご生産で、農福連携モデル事業を実施しています。
就労系福祉サービスは、就労継続支援事業A型サービスが84カ所、就労継続支援事業B型サービスが221カ所(※2令和2年)の事業所で行われる他、就労移行支援事業、就労定着支援事業も行われています。就労に関しての相談は、ハローワークや障がい者就業・生活支援センター(青森障害者就業・生活支援センターすこやか、津軽障害者就業・生活 支援センター、みなと、月見野、みさわ、しもきた)でご相談ください。
青森県は、就労継続支援B型事業所が221カ所(※2)あり、特に青森市内が多く、ついで八戸市、弘前市にも複数あります。作業内容には、清掃作業や企業からの下請け作業のほかに、パンや焼き菓子の製造販売といった作業を行っている事業所が多いようです。また、農業従事者の人口減にともなって、障がい者の方が働き手となる「農福連携」の取り組みで、農作業を行う事業所が増えています。
公共交通機関の利便性が低い事業所では、送迎対応や、グループホーム、入所施設等の運営を行っています。青森県の令和2年度就労継続支援B型事業所の平均工賃は、月額12.265円(全国平均15,776円)、時給191.7円(全国平均222円)(※2)(※3)でした。県は「青森県工賃向上計画」を打ち立て、工賃の向上に向けた取り組みを推進しています。
青森市にある就労継続支援B型事業所は、公共交通機関を利用しての通所が可能な立地や、規模の大きな事業所が多いのが特徴的です。各事業所の作業は、清掃作業、農作業をはじめ、さまざまですので、ぜひ、ページのチェックをしてみて下さい。