障がい者の雇用環境というのは、その地方や自治体によって様々です。また、その地方ならではの特産を活かした取り組みなどがあります。こちらでは福岡県で働く意欲のある障がい者の方に向けて、就労系福祉サービス(就労移行支援・就労継続A型・B型事業)などの情報をまとめています。
福岡県の一般企業における障がい者雇用支援の状況は、令和2年度集計で、全国平均48.6%に対して福岡県は 52.8%となっており、全国平均よりもやや上回っている状況です。(※)
また近年では、地方における農業の人口減少や高齢化が加速しています。その中で、福祉分野と農業分野が連携した「農福連携」という試みが各地で盛んになっています。
この試みは、障がいのある人の雇用だけではなく、農業分野での人手不足や高齢化の解消といった地域が抱える問題や、活性化が期待されています。そこで福岡県では、農業分野で働きたいと考えている、障がいのある方に向けて農作業体験をする取り組みも行っています。
福岡県の就労継続支援B型事業所の主な作業内容は、清掃・簡易作業・調理・パンや菓子の製造・販売・店舗での接客といったものがあります。ですが最近では、福岡県では特産品である芋焼酎を、障がい者事業所と共同開発し販売に取り組む動きも出てきています。
この芋焼酎は、障がい者施設で栽培した原料をもとに、酒造メーカーと協力し福岡県の特産品として販売されています。そしてラベルには、障がい者アーティストによりデザインされた絵が採用されています。(※)
この様に、福岡県の就労継続支援B型事業所は、従来の作業だけではなく、特産品やアートの分野で活動する事業所も出てきています。その他、障がい者週間に合わせて福岡県庁では、障がいのある方が作った作品の展示販売も行われています。
福岡市にある就労継続支援B型事業所は、自然豊かな広々とした場所で、課外活動やレクレーションなどが活発な事業所やアートや芸術などを得意としている事業所があります。ぜひ福岡市のページをチェックしてみてください。
北九州市では、地域との交流ができたり自分に合った作業を選べたりと、温かい雰囲気の就労継続支援B型事業所が多い印象です。ぜひ北九州市のページをチェックしてみてくださいね。