こちらでは、福島県で障がいを抱える方が仕事を探す際に役立つ、就労継続支援B型事業所に関する情報をまとめています。無理のない働き方を希望している方や、ご自身のやりたいことに合った事業所を探している方はぜひ参考にしてください。
福島県では「人にやさしいまちづくり条例」を制定し、障がい者や高齢者を含むすべての人が落ち着いて快適に暮らせる社会の実現を目指してきました。この条例では、不特定多数の人が利用する公益的施設について、障がい者も使いやすいような整備を進めています。
そのような施設のうち、条例の基準を満たした建物には「やさしさマーク」が交付されます。この基準では段差の解消や通路の十分な幅の確保、車いす用トイレの整備などが求められます。
「やさしさマーク」が交付されている建物は、障がいを抱える方にとって優しいつくりになっていることがわかりますね。
また、県では病院や施設に入所している障がい者が地域生活に移行できるよう支援しており、地域によっては施設の数が偏っている訪問系・居住系・日中活動系サービスのいずれも適正配置を進めています。もちろん、就労継続支援B型事業所もこの対象に含まれます。
福島県が公表している令和元年度の報告(※)によると、福島県内には200を超える就労継続支援B型事業所が存在します。平均工賃月額は14,926円で、事業所によって働く時間も工賃も大きく差があります。
就労継続支援B型事業所をはじめとした福祉施設における工賃の向上や一般就労への移行促進は、福島県障がい福祉計画の柱のひとつとして掲げられています。これまでにもさまざまな取り組みが実施され工賃は向上してきましたが、目標の月額2万円には届かず、依然として県内の平均工賃月額は全国平均を下回っています。
こうした現状を踏まえ、関係団体が一丸となって障がいを抱える方の生活の充実を目指し、「第5期福島県障がい者工賃向上プラン」が策定されました。加えて各事業所の企業努力も相まって、少しずつ工賃がアップしてきたところです。
福島市にある就労継続支援B型事業所は、仕事の分野が非常に幅広いことが特徴のひとつです。また、近年では工賃が高めの事業所も増えてきました。
ご自身の得意分野やチャレンジしてみたい作業内容に合った事業所もきっと見つかると思います。ぜひページをチェックしてみてください。