こちらでは、長野県で障がいを抱える方が仕事を探す際に役立つ、就労継続支援B型事業所に関する情報をまとめています。無理のない働き方を希望している方や、ご自身のやりたいことにあった事業所を探している方はぜひ参考にしてください。
長野県では多様性を尊重する共生社会づくり、ひいては障がい者が暮らしやすい地域づくりを目指しています。そのために必要な施策の柱は大きく5つ、「権利擁護の促進」「地域生活の支援」「社会参加の促進」「ライフステージに応じた切れ目のないサービス基盤の整備」「施設の感染症対策」です。特に力を入れているのは施設訓練等事業で、その中には就労継続支援も含まれます。
県内では障害福祉サービスの利用量は着実に伸びており、障がい者の生活にとって各種サービスが定着しつつあるのがわかります。障がい者が住み慣れた場所で、それぞれの能力や個性に応じて自立した生活を送ることを可能にするためには、今後も一層公費負担による支援が不可欠とされています。
長野県が公表している障がい者施設等利用者の月額工賃情報(※)によると、令和2年度現在で県内には283の就労継続支援B型事業所が存在し、平均工賃月額は15,070円となっています。平成30年までは少しずつ増加傾向にありましたが、ここ2年間は大幅なマイナスとなっており、これは新型コロナウイルス感染症拡大によって下請け業務や対面販売の売上が減少したことが影響していると思われます。
他の都道府県と同様、長野県でも国の示す「工賃向上計画」に基づき、令和3年度から3年間の工賃向上計画「長野県障がい者工賃向上計画2021」が策定されました。すべての就労継続支援B型事業所に対して計画の策定を義務付け、利用者の待遇アップを目指しているところです。
長野県にある就労継続支援B型事業所は、屋内での内職のような軽作業から、企業に出かけて本格的な仕事を任せられるものまで、さまざまなタイプがあります。やってみたい仕事、身につけたいスキルに合った事業所も見つけやすくなっていると思われます。ぜひページをチェックしてみてください。