ここでは、あまりおすすめできない就労支援(就労継続支援B型)の事業所について、具体的なケースを挙げて紹介していきます。これからB型事業所を選ぶという方、現在まさに検討中という方は、ぜひ参考にしてみてください。
ひとくちに就労継続支援B型事業所と言っても、その実情はさまざま。
残念なことに、メリットがあまりない事業所も存在するのが現実です。
以下に、できれば避けたい(おすすめできない)B型事業所の具体的ケースを、一例として挙げてみました。
就労支援事業所を探している方々にとって、参考になれば幸いです。
条件はよいが、単純作業ばかりさせられる
昼食付き、交通費付きと条件は非常に良い。その一方で単純作業しかさせてもらえないような事業所の場合は、注意が必要かもしれません。条件だけを比較すると他より魅力的に思えますが、もしかしたら、条件の良さをエサにして利用者を囲い込みたいだけかもしれません。
つまり、利用者の社会復帰ではなく「国からの助成金で得られる利益を優先している」という可能性もあります。B型事業所を選ぶ際は、決して条件だけを見るのではなく、どんな環境でどんな作業ができるか?社会復帰への道筋はありそうか?という点を重視しましょう。
一緒に働く利用者の数が多すぎる
もう1つ注意したいケースが、利用者の数が多すぎるケースです。利用者が多いということは、その分、指導員さんのフォローが行き届くのも難しいということになります。一人ひとりの様子をみながら指導することも難しいですし、コミュニケーションの機会もどうしても減ってしまいます。
そのような環境では、利用者のモチベーションが下がってしまうこともあり得ます。B型事業所を選ぶ際は、利用定員に対する指導員の人数をチェックし、利用者が多すぎないところを選ぶこともおすすめです。
上記で紹介したように、就労継続支援B型の事業所の中には、しっかりとした支援体制を整えていない残念な事業所があるのも実情です。
しかし「頑張って社会復帰しよう!」という前向きな利用者に向けて、社会復帰への近道となる支援環境をしっかりと用意している優良な事業所だって、もちろんあります。大事なのは「自分がどんな目的を持ち、どんな事業所を選ぶか」ということです。
ここまでの話を参考に、ぜひ未来の社会復帰へ向けての展望を描ける、有意義な就労継続支援B型事業所を見つけてください。